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「主戦場」上映地域情報

(2019.9.15現在)
 野々田峰寛(調査)

  詐欺映画「主戦場」は、4月20日、東京・渋谷の映画館を皮切りに全国で上映され、この種の作品としては異例のヒットとなった。映画の上映の度ごとに、被害者は映画の中で罵倒・嘲笑されるわけで、抵抗出来ない精神的リンチを受け続けているようなものである。上映地域の広がりは、そのまま、それに比例した人権侵害という被害の広がりである。
 九月中旬現在の日本国内における上映実績は次のとおりである。( )の注記のないものは、すでに上映を終了している地域である。

 東京都 渋谷・吉祥寺・東中野(以上、上映中)、田端(上映予定)、池袋▽神奈川県 横浜・厚木▽群馬県 高崎▽栃木県 宇都宮、那須塩原(上映予定)▽茨城県 (場所不明)▽埼玉県 川越▽千葉県 柏▽北海道 苫小牧・函館・帯広、浦河(上映中)▽青森県八戸▽岩手県 盛岡▽山形県 山形▽宮城県(場所不明)▽福島県 福島市▽新潟県 高田▽富山県(場所不明)▽石川県(場所不明)▽愛知県 名古屋(再演予定)▽静岡県 浜松▽長野県 松本・長野・上田▽大阪府 大阪市(2件)▽京都府 京都市▽兵庫県 元町・豊岡・宝塚、宝塚(11月再演決定)▽岡山県(場所不明)▽広島県 横川・尾道▽山口県 山口市(上映予定)▽愛媛県(場所不明)▽香川県(場所不明)▽高知県 高知市▽福岡県 福岡市▽大分県(場所不明)、別府▽佐賀県(場所不明)▽熊本県(場所不明)▽宮崎県 宮崎市▽鹿児島県(場所不明、12月再演)▽沖縄県 石垣、(場所不明)

 日本だけではない。映画「主戦場」には、日本語版、韓国語版、英語版の三つのバージョンがあり(前掲、中野の講演による)、韓国では七月二十五日から上映が始まった。

 9月21日には、アメリカ東部のブラウン大学で、「主戦場」の上映会と出崎を交えた討論会が計画されている。今のところはこの種の自主上映会が各地で計画されているだけのようだが、出崎とその支援グループの最終的な目標は、アメリカ全土の商業映画館での上映であることは間違いないと思われる。

 ★不正確なところや欠落など、お気づきの方はご教示下さい。

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